電動キックボード、沼津の公道を快走 きょう17日から貸し出し

南島信也
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 ヘルメットを着用せずに公道を走ることができる電動キックボードの社会実験が17日から静岡県沼津市で始まる。1カ月間に及ぶ県内初の実験を前に16日、市内で出発式が行われ、市職員が実際に公道を試走した。

 出発式で頼重秀一市長は「車に過度に依存することなく、さまざまな移動手段を提供することは行政に課せられた役目」と社会実験の狙いを説明。「公共交通サービスとしての電動キックボードの可能性を探りたい」と語った。

 最高速度は時速15キロで、国の特例制度を活用することでヘルメットの着用は任意となる。対象エリアは、JR沼津駅南口と沼津港を結ぶ幹線道路を中心とした約1・47平方キロに限定される。駅前の商業施設やホテル、市役所など7カ所に貸出場所を設け、計15台を配置する。7カ所のどこに返却してもいい。

 利用料は最初の10分が100円で、1分ごとに15円加算される。1・5時間で千円、3時間で2千円のプランもある。免許証の認証や決済などの手続きは、LINEのアプリ上で行う。

 実際に公園内を周回した頼重市長は「思ったよりスムーズに加速し快適だった。観光客や市民に新たな移動手段として利用してもらえれば」と感想を語った。(南島信也)