街の自慢は「プラモデル」 まちおこしの講座やモニュメント設置進む

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小山裕一
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 プラモデルの出荷額が全国一の静岡市が、模型産業を地域活性化に生かそうと、様々な取り組みに力を入れている。愛好家をまちおこしの推進役にしようと講座を開くほか、市中心部にプラモデルの枠の形をしたオブジェを設け、見た目でも「プラモデルのまち」をアピールしている。

受講生からアイデア続々

 静岡に本社を構えるタミヤやハセガワ、青島文化教材社など日本を代表するプラモデルメーカーの模型を常設展示するJR静岡駅前の「静岡ホビースクエア」。土曜日の7月23日、プラモデル好きの約30人が一室に集まった。市が開催する講座「ものづくりプラモデル大学」。プラモデルを活用したまちおこしの担い手を育てるため、昨年から始まった。

 今年最初の講座がこの日あり、青島文化教材社の青嶋大輔社長が最近のプラモデル業界の動向や課題を語った。業界の最先端の情報にも触れられるのが講座の特徴で、青嶋社長は「静岡市を『模型の世界首都』として広める一助になりたいと考えた。今後も協力を続けたい」と話す。

 受講生からは「駿府城公園の堀を航行する『葵舟』にプラモデルが活用できないか」「工務店を経営しており、プラモデルを楽しめる家づくりを提案したい」など、様々なアイデアが出た。プラモデル部品を下請けで製造する会社に勤め、趣味でミニ四駆を組み立てる静岡市清水区の梶匠一朗さん(31)は「自分で楽しむだけでなく、プラモデルの魅力を広く発信するヒントを探りたい」と意欲的だ。

 今年の講座は12月中旬まで計10回あり、メーカーの見学や、プラモデル作りで不登校児の支援をする講師との意見交換を通じてアイデアを温め、まちおこしの手法を議論する予定だ。

 市役所内部の議論では「高齢…

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