ミラノ・コレ開幕 中条あやみさん「ショーの思い、世界と共有」

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聞き手=編集委員・後藤洋平
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 ミラノ・ファッションウィーク(MFW)の2023年春夏コレクションが20日に開幕し、21日から25日に各ブランドがショーやデジタル動画で新作を発表する。朝日新聞はMFWのビデオチャンネルパートナーとして新たに中条あやみさん(25)をアンバサダーに迎え、公式ショースケジュールにラインアップされた全ブランドの発表を特設サイトで速報配信する。

 中条さんはファッションモデルや俳優として10代から活躍し、シャネルのアンバサダーも経験。今回のアンバサダー就任にあたり、「各ブランドの新作ファッションのシーズンテーマを、世界中の人々と共有できるのは楽しみ」と語った。また、私生活ではロックやヒップホップテイストの服も好み、様々なブランドの服をミックスしてスタイリングすると明かした。

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ブランドの思いに触れ、ファッションの意識変わった

 私のファッションの意識が変わったのは、18歳でシャネルのアンバサダーのお仕事をいただいた時からだったと思います。パリにお招きいただき、きらびやかなショーを拝見しました。プレタポルテ(高級既製服)、オートクチュール(高級注文服)、クルーズ(春夏物と秋冬物の間の既製服)と、1年の間にたくさんのショーがありますが、一つ一つ全てにブランドの思いが込められているんだということを目の当たりにしました。

 職人による繊細な手仕事や、これまで受け継がれてきた歴史を感じながらファッションを見ることができるようになったんじゃないかと思っています。それまでは、そういう見方をしたことはなかった。あの経験を通して「自分はファッションが好きなんだな」という気持ちが強くなっていきました。

 それでも10代の頃はブランドものの服って「生意気だと思われるかもしれない」とか「不釣り合いかもしれない」と思って、敬遠することもありました。年を重ねて、「自分へのご褒美で、あれが欲しいな」って思うものも増えてきたのです。気になるアイテムはショーの映像でチェックして、お店に買いに行くのが楽しみ。人気商品はすぐに売り切れてしまうので、インスタグラムツイッターで情報をチェックしています。どうしても気になったら、お店に連絡して確保してもらうこともあるぐらいです。

 今回のミラノ・コレクションも、とっても楽しみ。本当にすごいブランドがたくさん発表しますよね。今年2月のミラノ・コレクションではグッチが久々にショーを開き、アディダスとコラボしたことがとっても新鮮で記憶に残っています。

 お仕事では色んな服を着させていただくのですが、自分で選ぶ時も、どこかに新しさを感じる服が好きですね。やっぱりファッションって、各ブランドの伝統の中にもどこか新しいものがあるのが魅力。そして、その時々の自分の気持ちに合うものに手が伸びます。ブランドのデザイナーさんもどんどん変わっていっているので、好きなデザイナーさんの服は追いかけることも多いです。

モデル、俳優として仕事で様々な服を着用してきた中条さん。私生活でもファッションへの興味が強くなってきたといいます。「実はロックやヒップホップが好き」とも明かし、「ルイ・ヴィトンの、あのショーがすごく格好よかった!」。記事の後半では、中条さんのお気に入りブランドや、普段どのような服を選んでいるのか、今回ミラノ・コレクション×朝日新聞のファッションページアンバサダーに就任したことを受けて、多くの人にどのようにショーの映像をチェックしてほしいかなどを細かく聞きました。

■実はヒップホップ好き。「L…

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