混雑率屈指の木場駅、改良工事現場を埋め戻し 住民「納得できない」

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小川崇
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 国内屈指の「混雑率」で知られる東京メトロ東西線の木場―門前仲町(東京都江東区)。メトロは混雑緩和をめざし、木場駅のホームを拡張する工事を8年前から進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大による乗客減を理由に工事を中断した。今後、掘削部分が埋め戻されるため、地元住民からは「計画は白紙になったのではないか」と疑念の声があがっている。

 国土交通省によると、東西線は全国でも混雑率が高い路線の一つ。コロナの影響が本格化する前の2019年度は、朝のラッシュ時の混雑率が木場―門前仲町で199%だった。国の目安では200%になると「体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める」レベル。そのため、木場駅で電車に乗れない利用者がホームに滞留するなどの課題があった。3年ほど通勤で駅を利用する20代の会社員男性は「朝夕のホームに人が集まりすぎる。柵もないため危ないと感じることがある。出口を広くしてほしい」と話す。

 00年、国の審議会が「東京圏の混雑率を180%以内」にする方針を示した。メトロは、東西線の混雑対策として駅ごとの大規模改良工事を13年度から実施。総額約1200億円をかけ、南砂町駅のホーム2面化や飯田橋―九段下の折り返し設備を整えるなど、ラッシュ時の遅延を防ぐ計画を進めている。

 木場駅の改良工事も計画の一…

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