「序の口」「勇み足」 日常に浸透する角界用語 新聞社のあの言葉も

有料記事

[PR]

 その業界の言葉が、日本語として一般に浸透するようになるまで、どれくらいの時間を要するのだろう。

 大正時代の「日本運動協会」創設を起点に数えると、日本のプロ野球は2020年に100周年を迎えた。誕生から1世紀。「九回裏」といえば、いよいよ大詰めといった意味が通じるだろうか。Jリーグは創設30年。日本人の生活にまで染み込んだサッカー用語はあるだろうか……。

 江戸で初めて、富岡八幡宮東京都江東区)で勧進相撲が催されたのは1684(貞享元)年。338年の歴史を持つ大相撲には、日本人の日常生活に染み込んだ「相撲用語」が山のようにある。

 物事が始まったばかりの《序の口》は力士の最下位番付からきている。他人に便乗するのは《ひとのふんどしで相撲を取る》。環境や条件をそろえて競うのは《同じ土俵に立つ》。相手がいないのに自分だけ力んでいるのは《ひとり相撲》だ。

 決まり手も浸透している。《肩すかし》《勇み足》《うっちゃり》などは説明不要だろう。勝負がつかない《痛み分け》や野外競技で雨天順延などを意味する《水入り》も、元は相撲用語だ。

 力士の序列《番付》は「長者…

この記事は有料記事です。残り412文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。