中ロ、高官の往来活発化 安全保障協議でウクライナ、台湾問題も議論

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北京=高田正幸
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 ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は18、19日に中国を訪問し、中国外交トップの楊潔篪(ヤンチエチー)・共産党政治局員と戦略安全保障協議を行った。この枠組みでの協議は昨年5月以来で、ロシアのウクライナ侵攻後では初めて。ウクライナや台湾問題などについて意見を交わしたという。

 ロシア側の発表によると、パトルシェフ氏は協議で「中国との戦略的パートナーシップの構築は、ロシアの外交政策の無条件の優先事項だ」などと強調。両者は軍事面での協力や意思疎通の強化についても合意したという。ウクライナや台湾のほか、アフガニスタンや朝鮮半島情勢についても意見を交わした。

 中国外務省の発表によると、楊氏も「ロシアと戦略的協力を引き続き深めていきたい」と語った。

 中ロ高官の接触が明らかにな…

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