台風14号、45メートルの牛舎屋根吹き飛ばす 熊本・阿蘇で突風か

城戸康秀
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 熊本県阿蘇市小野田では18日午後3時半ごろ、3月に完成したばかりの新築牛舎の屋根が吹き飛ばされた。牛舎内でえさやりなどをしていた橋本凌(りょう)さん(29)によると、ゴォーという音がした直後、長さ約45メートルの屋根がめくれあがるように吹き飛ばされた。舞い上がった屋根は、空中で三つにちぎれて別の牛舎などの上に散乱したという。

 当時、台風14号は鹿児島市南方を北上中。阿蘇市内でも午後に入って風速10メートルに達する風が吹き始めていたが、牛舎周辺のビニールハウスなどには大きな被害はなかった。橋本さんは「突風が吹いたのではないか」という。

 橋本さんにけがはなく、牛舎では親牛と子牛計10頭を飼っていたが、いずれも無事だった。

 橋本さんは新築牛舎で最終的に40~50頭を飼う予定だった。牛舎は屋根の半分を失っただけでなく、建物全体が傾いている。飛ばされた屋根は別の牛舎などにかぶさるように散乱。復旧のめどは立たず、橋本さんは「自分でできることからこつこつやっていくしかない」と話していた。(城戸康秀)