【動画】エリザベス女王の国葬が営まれた
ロンドンのテムズ川に面したウェストミンスター宮殿(国会議事堂)から19日午前10時42分(日本時間午後6時42分)、8人の近衛兵に担がれてエリザベス英女王の棺が運び出され、砲車に乗せられた。砲車は、1952年に女王の父ジョージ6世の葬儀でも用いられたものだという。
10時46分、隣接する国葬会場のウェストミンスター寺院に向けて葬列が出発。英BBCによると、砲車は142人の海軍兵士によってロープで引かれた。隊列にはチャールズ新国王やウィリアム新皇太子、ハリー王子も加わった。
近衛兵のバグパイプとドラムの演奏に導かれて、葬列は10時53分、寺院西門に到着。砲車から棺が降ろされ、寺院内に運び込まれた。
国葬が終わった後、英連邦(コモンウェルス)の軍人や警察官らが組む葬列によって、バッキンガム宮殿に近いウェリントン門に棺は運ばれ、そこからロンドン西郊のウィンザー城に向けて移動した。(ロンドン=国末憲人)