竜巻?で2人軽傷、51棟被害 静岡・牧之原「イスが飛び上がった」

中村純
[PR]

 静岡県牧之原市で18日に突風が発生し、静岡地方気象台は19日、「竜巻と推定される」と発表した。風速は秒速約35メートルと推定される。市は同日午後2時までに市内51棟で被害を確認した。うち21棟が住宅でいずれも一部損壊。残る30棟は倉庫や店舗など非住宅で、1棟が全壊、29棟が一部損壊だった。このほか破片が当たり車両16台が破損するなどした。軽傷者が2人。

 同市須々木地区では民家や工場の外壁が崩れるなどの被害が出た。住宅の屋根の瓦が一部吹き飛んだ名波行雄さん(75)は、「いきなりドーンと音がして、2階に置いてあったイスが飛び上がった。こんなの初めて」と驚いた様子だった。

 同地区から直線距離で約10キロ離れた同市勝田下地区でも、公民館の屋根部分や農家のハウスが壊れるなどした。町内会副会長の大石良夫さん(66)は「家に居てバリバリとすごい音がしたので外に出たら、竜巻が北側の静岡空港に向かってゆっくりと移動していた。不気味だった」。

 市によると、突風被害は市内4地区で午後3時から同4時ごろにかけて起きたとみられる。

 同市では昨年5月にも竜巻とみられる突風被害に見舞われた。148棟の建物が損壊し、被害総額は約1億2千万円に達した。(中村純)