「女性リーダーが日本社会を変える」 米国から人材育て励まし続ける

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秋山訓子
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 日本に女性リーダーを増やしたいと、米国から支援し続ける日本人女性がいます。厚子・東光・フィッシュさん(79)。米国人と結婚して米国ボストンに拠点を置き、2006年から研修や賞などさまざまなプログラムを通じてNPOや企業、各界の女性たちを育ててきました。

「大丈夫」と背中押す

 米国ボストンに住み、日本の女性のリーダーシップ育成プログラム「Japanese Women’s Leadership Initiative」(JWLI)を2006年から行っている。コロナ禍が深刻な時期を除き毎年数人の女性を公募してボストンに招く。1カ月間、NPOや大学でリーダーシップを学び、社会での自分の役割を考えさせる。「大丈夫、あなたならできる」と励まし、背を押す。NPOリーダーを中心に、幅広い層の女性たちが参加してきた。

 東京生まれ。外交官だった父は第2次世界大戦中に公務で乗っていた船が米潜水艦に沈められ殉職、記憶はない。母は得意の英語を生かして連合国軍総司令部(GHQ)の国税調査官などとして働き、2人姉妹を育てた。自身も世界を見たいと英語を学び、キャリアを積む。37歳で米国人銀行家のラリー・フィッシュさんと結婚した。

 夫は成功し、富を社会に還元したいと1999年に社会貢献をするためフィッシュ・ファミリー財団を2人で設立。ボストンの移民・難民や若者の支援を行う。並行して途上国援助を行っている米国NGOに勤め、アフリカの女性支援などに取り組む。2000年、日本での「アジアの女性の自立と健康」がテーマの国際会議に招かれた。講演後、質問が殺到。「女性をめぐる状況は日本はアジアの他国以上に変化していない。どうしたら?」「アフリカだけでなく日本の女性の状況も変えて」……。悲鳴のようだった。

 「がくぜんとしたけれど、機…

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