大阪ガスも値上げへ 12月分から段階的に、最大3割高くなる可能性

野口陽
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 大阪ガスは20日、家庭向けガス料金の制度を見直し、原料の値上がり分を転嫁しやすくすると発表した。12月分から来年5月まで段階的に実施する。利用者が払うガス料金は最大3割高くなる可能性がある。

 都市ガスの原料・液化天然ガス(LNG)の価格変動分は現在、原料費調整という仕組みでガス料金に自動的に転嫁されている。ウクライナ情勢の長期化や円安の進行で原料価格は高騰が続き、大阪ガスでは9月分の料金から転嫁の上限に到達。超えた分は同社が負担しているが、上限を引き上げることで利用者の負担を増やす。

 標準的な家庭(使用量30立方メートル)の料金は10月現在で月6726円だが、上限まで転嫁した場合、来年5月以降は月8739円となり最大で3割高くなる。対象の契約数は非公表だが、近畿2府4県で数百万件に上るとみられる。

 ガス料金をめぐっては東京ガスも7月、上限を段階的に引き上げることを発表している。(野口陽)