「サザエさん」に見る国葬 歴史学者が注目するマスオの行動とは?

有料記事国葬

林るみ
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 漫画家の長谷川町子さんは新聞連載「サザエさん」で時事ネタをよく描いた。吉田茂元首相の国葬が行われた1967年10月31日の朝日新聞朝刊を見ると、やっぱりあった、国葬を描いた漫画が。これを、国葬を研究する2人の歴史学者に見てもらった。

 国葬の様子を撮影しようと、カメラを抱えて会場の日本武道館近くの電柱にのぼったマスオ。和服にベレー帽、ステッキという吉田元首相さながらの格好をした頑固そうなおじいさんに「よさんかッ!」と水をぶっかけられた――。

 この漫画のオチがわかる人は今や少ないかもしれない。カメラに追われるのを嫌った吉田元首相が在任中、演説会でカメラマンにコップの水をぶっかけたというエピソードに基づいている。少し描かれた屋根のカーブから建物は日本武道館だとわかる。

 掲載は吉田元首相の国葬が行われた当日の朝刊だから、漫画は「予定稿」だった。夕刊などを見ると、この漫画そっくりの光景が繰り広げられた。長谷川さんの想像力はすごい。

■まるで記念イベントのように…

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    プチ鹿島
    (時事芸人)
    2022年9月25日20時17分 投稿
    【視点】

    「国葬」を考える記事ですが、まず「サザエさん」について言わせてください。というのも私は時事ネタが大好きなのですが「サザエさん」が大好きでその影響がとても大きいからです。 子どもの頃に通っていた歯医者さんの待合室に「よりぬきサザエさん」