ミャンマー国軍が学校を空爆、子ども11人が死亡 国際NGOが非難

バンコク=福山亜希
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 国軍がクーデターで権力を握ったミャンマーで、国軍の空爆によって少なくとも子ども11人が犠牲になったと複数の現地メディアが報じた。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」(SC)は20日、「子どもたちが攻撃されないように求める」と声明で訴えた。

 現地メディアによると、北部ザガイン管区の学校で16日、国軍の軍用ヘリ2機が現地の学校を襲撃。国軍は地上からも攻撃を加え、子ども11人が死亡し、教師14人、子ども3人の計17人が負傷したという。

 SCは声明で「またしても子どもたちが紛争の矢面に立たされている」と国軍を非難した。国連児童基金ユニセフ)も19日に声明を発表。少なくとも15人の子どもが行方不明になっているとした上で、「学校は安全でなければならない。子どもは決して攻撃されてはならない」と訴えた。

 一方の国軍は、住民に犠牲者が出たのは、国軍に抵抗する民主派や少数民族武装勢力が現地の住民を「人間の盾」として使ったためだとしている。20日に首都ネピドーで開かれた会見で国軍報道官は「テロリストが村人を人間の盾として使い、国軍を攻撃した結果、住民の一部が死亡した」と主張した。(バンコク=福山亜希)