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アマゾン配達員が明かす別人のID使用の実態 「労務管理は形だけ」

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片田貴也
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 ネット通販大手「アマゾン」の配送を担う下請けの運送会社が、労働時間を実際より短く見せかけるため、配達員に他人のIDを使って働くよう指示していたことが明らかになりました。

 クリック一つで商品が届く便利な暮らしを支える宅配の現場で何が起きているのか。

 実態を配達員が証言しました。

元請け会社の担当者が手配

 「他人のID使用は『ダミー』と呼び、当たり前のように使われていた」

 神奈川県内のアマゾンの2次下請けの会社と2020年1月に業務委託契約を結び、配送を担う40代の男性配達員は話す。

 男性によると、この会社では、倉庫の壁に配達員の名前やバーコードが一覧になって貼られ、元請け会社が用意したスキャナーで自分のバーコードを読み込んで仕事を始めることになっている。

 金曜や土曜になると、他人の名前が書かれた付箋(ふせん)が貼られることがあり、そのIDを使って仕事をすることになっていた。元請け会社の担当者が来て、手配していたという。

退職した人のIDを使い……

 個人事業主の配達員は、立場が弱く、過重労働になりがちだと指摘されてきた。労働環境の改善に向け、配達員らが初めての労働組合「アマゾン配達員組合」横須賀支部を6月に結成。今月には長崎支部もできた。

記事の後半では、他人IDの使用実態やその問題点を詳しく紹介します。体験やご意見などは、メール dkh@asahi.comメールする まで。

 組合によると、アマゾン側は…

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