MDMAで錯乱の女性を放置、死なせた疑い ベトナム人4人を逮捕

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遠藤美波
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 東京都文京区の路上で倒れていたベトナム国籍の女性(当時23)が死亡する事件が今年5月にあり、この女性が薬物で錯乱状態となっていたのに放置して死なせたとして、警視庁は、同国籍の21~27歳の男女4人を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕し、21日発表した。4人のうちの一部は「警察や救急車を呼べば自分たちの薬物摂取もばれてしまうと思った」と話しているという。

 国際犯罪対策課によると、4人は5月2日午前2時ごろからの約40分間、同区湯島3丁目のクラブで一緒に合成麻薬「MDMA」を服用した女性が薬物中毒で錯乱状態になっていたのに救急車を呼ばず、適切な医療措置を受けさせずにそのまま死なせた疑いがある。女性の死因は急性MDMA中毒と気道閉塞(へいそく)による窒息だった。

 その後に4人のうちの1人が…

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    安田峰俊
    (ルポライター)
    2022年9月25日2時48分 投稿
    【解説】

    湯島で口におしぼりを詰め込まれて死亡していたベトナム人女性の事件、気になっていました。事件があったあたりは、ベトナムバーも多い場所なので、てっきりお酒の上のトラブルかと想像していたのですが、まさか薬物とは。 とはいえ、在日ベトナム人の

    …続きを読む