文化庁メディア芸術祭、役割終えた?唐突な終了に波紋「青春だった」

有料記事

神宮桃子、大野択生
[PR]

 アニメやマンガ、デジタルアートなどを国内外から公募し、顕彰してきた文化庁メディア芸術祭が、26日まで受賞作品展を開催中の第25回で終了する。

 1997年度に始まり、技術革新の進む時代を映してきた。文化庁は新たな祭典を検討するとしているが、多様なジャンルから新しい才能を発掘してきた芸術祭の唐突な終了に、クリエーターらからは懸念の声も上がる。

 人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」を模したゲーム画面と現実空間を連動させた作品や、スマートフォンでの視聴を前提に作られた縦型の映像ミュージカル。東京・青海の日本科学未来館では、コロナ下を反映した受賞作品が展示されている。今回は95の国・地域から3537作品の応募があった。

 今回の受賞者の一人で、リサーチチーム「METACITY」代表の青木竜太さんは「メディア芸術祭は青春であり目標だった。コピー不可能な、人を育む場だ」と語る。

 ところが今年の作品展まで1カ月を切った8月24日、次回の作品募集は行わない、と公式ホームページで発表された。文化庁は朝日新聞の取材に対し、芸術祭自体を終了すると回答。担当者は「国内では当初より分野の振興も進み、役割を終えた。次へ行く時。世界から公募し顕彰するより、国際的に発信する局面ではないか」と説明した。

 「まさか終わるとは」。メディア芸術祭の終了について運営委員からも驚きの声があがっています。これまで芸術祭が担ってきた役割が失われることへの懸念も聞かれます。

 メディア芸術祭は、文化庁の…

この記事は有料記事です。残り1317文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!