中学の部活存続へ「体制構築」 沼津市教委が週3日に制限

南島信也
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 【静岡】沼津市の奥村篤教育長は21日、市立中学校の部活動について、2023年度から平日は週3日に制限する方向で検討していることを明らかにした。国は来年度から段階的に、土日を中心に部活動を地域に移行する方針で、市教育委員会も対応が迫られている。

 この日、奥村教育長は市の定例記者会見で「平日の活動日は週3日とし、活動の終了時刻は午後5時をめどとすることで、市内をそろえていきたい」と語った。

 これまで部活動は学校内で完結していたが、国の方針で一部が学校外へと移ることになる。部活動の地域移行は教育現場における大改革だ。背景には、少子化で学校単位での部活動の存続が困難になってきていることや、教員の負担軽減が求められていることがある。

 奥村教育長は「教員の働き方改革のために子どもが犠牲になるのでは本末転倒だ」とし、「スポーツや文化・芸術を楽しむ機会が失われないような体制を構築していきたい」と述べた。

 沼津市内では、アマチュア吹奏楽団が中学生のための楽団「沼津ブラス・フロンティア」を立ち上げ、休日に指導を行うプロジェクトが8月からスタートしている。頼重秀一市長はこうした民間の動きに感謝し、「地域総がかりで、子どもたちの選択肢がなくならないようにしていく」と話した。(南島信也)