稲葉八段の連勝、豊島九段が止める 2勝1敗、A級順位戦6棋士並走
佐藤圭司
来春の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)での渡辺明名人(38)=棋王と合わせ二冠=への挑戦権を、トップ棋士10人で争う「第81期将棋名人戦・A級順位戦」。3回戦(全5局)のうち最後の対局として、稲葉陽(あきら)八段(34)-豊島(とよしま)将之九段(32)戦が9月21日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、後手番の豊島九段が140手で勝ち、今期A級での成績を2勝1敗とした。敗れた稲葉八段も2勝1敗となった。開幕2連勝だった稲葉八段が敗れ、2勝1敗の6棋士がトップを並走する展開となった。
終局は22日午前0時3分。
A級順位戦は、10人のA級棋士が総当たりで、それぞれ9局を戦うリーグ戦。優勝者が名人挑戦権を獲得する。
3回戦終了時点での今期A級…