「切れ味すごい」 里見女流五冠の初戦、「試験官」徳田四段振り返り

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佐藤圭司
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 将棋の里見香奈女流五冠(30)が女性初の棋士を目指して挑んでいる「棋士編入試験」の第2局・岡部怜央(れお)四段(23)戦が22日、東京都渋谷区将棋会館で指される。試験は若手棋士との五番勝負で、3勝すれば合格。約1カ月前、第1局で敗れた里見女流五冠にとって重要な対局だ。この第1局で「試験官」を務めた徳田拳士(けんし)四段(24)に大勝負を振り返ってもらった。

 ――振り駒で徳田四段が先手に。後手の里見女流五冠の中飛車を迎え撃つ形になりました。

 「里見女流五冠が後手番で、さらに、9筋の位(くらい)を取るのに2手費やしました。こちらは中央を手厚く出来ればと思い、指し進めていました。序盤は、うまくいったと思っていました。図1は、51手目▲2六角と打った局面。後手が放置すれば、次に▲6二銀と打ち込む狙いです。それを防いで、後手は△6二銀と自陣に銀を打ちましたが、▲2六角と△6二銀の交換は、先手が得だと思います。

 ただし、この後の中盤戦で、(序盤の)良さを消してしまうような手を2回くらい指してしまい、後悔していました」

22日の第2局を、徳田四段は「かなりの勝負どころ」と見ているそうです。記事の後半では、対局しての里見女流五冠の印象や、自身にとっての編入試験の意義についてのお話をご紹介します。

 ――里見女流五冠にもチャンスがあった、というわけですね。

 「はい。例えば、図2は、先…

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