「隅でゴロゴロ」 スペイン風邪上陸だった? 104年前の相撲風邪

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抜井規泰
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 《此頃(このごろ)流行(はや)る相撲風邪――力士枕を並べて倒る》。104年前の1918(大正7)年5月8日付の東京朝日新聞に、そんな見出しの記事が載っている。

 《力士の仲間に数日前から性の悪そうな風邪が流行りだし……》

 白鵬の土俵入りの型だった「不知火型」を完成させた22代横綱太刀山は、この直前に現役を引退していた。記事は、《太刀山部屋などは十八人の若者が枕を並べて寝て居た》と描写。友綱部屋では10人ほどの力士が、時代劇で病に伏せた殿様が頭に巻く「頭痛鉢巻き」姿で、《隅の方にゴロゴロ》と記している。

 これが、1世紀前に世界で未曽有の犠牲者を出した「スペイン風邪」の日本初上陸だったのではないか、という説がある。

 大相撲は当時、1、5月の年…

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