東京・北区の特養施設で入居女性死亡 男性職員を殺人容疑で公開手配

【動画】公開指名手配された容疑者の映像=警視庁提供
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 東京都北区特別養護老人ホームで入所者の女性が頭から血を流して死亡した事件が16日にあり、警視庁は22日、この女性を殺害したとして、施設の介護職員の菊池隆容疑者(50)=東京都板橋区舟渡4丁目=を殺人容疑で公開手配し、発表した。菊池容疑者は事件発覚後から連絡が取れなくなっており、同庁は逃亡を図ったとみている。

 捜査1課によると、菊池容疑者は15日午後10時~16日午前1時ごろ、北区浮間2丁目の「浮間こひつじ園」で、入所していた山野辺陽子さん(92)に何らかの暴行を加えて殺害した疑いが持たれている。15日夜から夜勤に入り山野辺さんのフロアを担当し、16日朝までの勤務だったが、山野辺さんが頭から血を流した状態で見つかった時点ではすでに行方がわからなくなっていた。

 山野辺さんは胸椎(きょうつい)と腕の骨が折れ、ひじを脱臼していたほか、顔から胸や背中にかけてやけども負っていた。同課は菊池容疑者が山野辺さんに熱湯をかける暴行も加えたとみている。死因は頸髄(けいずい)・脳幹損傷の疑いがあるという。

 同課が足取りを確認したところ、菊池容疑者は16日午前2時半ごろに東京都渋谷区内のATMで現金約80万円を引き出し、その後はJR上野駅近くの入浴施設で着替えてから電車を乗り継いでJR我孫子駅(千葉県我孫子市)で降車。タクシーでつくば駅(茨城県つくば市)に向かい、同10時半ごろに同駅からつくばエクスプレスで都内方面に戻ったという。

 同課は防犯カメラの映像や職員の聞き取りなどから、菊池容疑者が山野辺さんの死亡に関与したと判断、公開捜査に踏み切った。菊池容疑者は身長180センチくらいで、体格はがっしりしているという。

 情報は赤羽署(03・3903・0110)まで。