元横浜銀行員、顧客の口座から1200万円詐取容疑 「FX投資に」

山口啓太
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 勤務先だった銀行の顧客の口座から自身の口座に計1200万円を不正送金したとして、警視庁は、横浜市港北区のコンサルティング会社を経営する男(41)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、22日発表した。男は容疑を認め、「FX投資や自分の生活費に使った」と供述しているという。

 世田谷署によると、男は2015年12月~16年7月、当時勤めていた横浜銀行の高齢女性の銀行口座から、インターネットバンキングを利用して自分名義の口座に数回にわたって計1200万円を送金した疑いがある。署は、男がネットバンキングの口座の開設を女性に持ちかけ、その手続きを代行する過程で暗証番号などの情報を得たとみている。

 身に覚えのない送金記録に気づいた女性が今年1月に知人を通じて署に相談していた。

 男は05年4月に横浜銀行に入行し、事件当時は横浜駅前支店(横浜市)の渉外担当だったという。(山口啓太)

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