米グーグルは21日、カリフォルニア州サンタバーバラにある量子コンピューターの開発拠点を一部報道陣に公開した。同社はこの拠点の設置を昨年発表しており、今では約200人の従業員が開発に関わっているという。
広々とした建物の内部に、高さ1メートルほどのシャンデリアのような冷却装置が並ぶ。円形の鉄板が何層にも重ねられ、下部に量子コンピューターの心臓部となるチップが取り付けられていた。この拠点ではこうした量子コンピューターが20台ほどあるという。
グーグルは2019年、開発中の量子コンピューターで「世界最速のスーパーコンピューターが1万年かかる計算を200秒で終わらせた」と発表。実用化はまだ先だが、従来のコンピューターで使われている暗号技術を破るなどの大きな可能性を秘める。
将来的な活用方法について…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら