「ありのままでいい」と思えない親子に カウンセラーが伝えたいこと

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大野晴香
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 新学期が始まって1カ月。学校にいきたくない、クラスになじめない……。そんな気持ちや不安を感じている子どももいるかもしれません。産業カウンセラーの村上桃香さん(46)は、親子の信頼関係が大切だといい、子どもたちに出張授業をしたり、保護者向けの講座を開いたりしています。話を聞きました。

夢のかなえ方、わからない子

 ――活動の内容について教えてください。

 小学校や中学校で子どもたちに向けて、主体性を育んだり、他の子との関わり方について考えたりする出張授業をしています。

 たとえば、「夢のかなえ方」について話をします。「あなたってなぁに?」「何にときめく?」「周りの人と一緒に何をしている?」と問いかけます。これらの問いを通して、自分をどう大事にするか、相手をどう大事にするのかを考えてもらいます。

 「わからない」と答える子は、周りからの期待を読み取るあまり、本当の「好き」がわからなかったり、伝えることを諦めていたりする可能性があります。

 ――子どもの話を「聞く力」を身につける保護者向け講座も開いていますね。

 親が、自分の不安を自分で受け止められるようにすることが講座の目標です。不登校の子どもに、不安のためにその子を責めると、コミュニケーションがうまくいきません。親自身の不安に気付けると「子どももつらいんだな」と認め、話し合うことができるようになります。

 ――カウンセリングを学んだきっかけは。

 会社に勤めていた時、同僚がメンタル面で体調を崩したことです。カウンセリングを学ぼうと決意し、産業カウンセラーになりました。

親子関係がつくる「考え方の癖」

 親子関係に焦点を当てるのは…

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    犬山紙子
    (エッセイスト)
    2022年9月26日12時58分 投稿
    【視点】

    頭ではわかっているけれど、つい子どもに感情的に怒ってしまい、自己嫌悪に苛まれる。 私もありますし、育児中の方の大きな悩みではないでしょうか。そういった時は、大抵親自身が不安だったりするのですよね。 私は子どもを産む前に自分のこの怒り