「肥前山口」の駅名、名残惜しむ人々 切符求め行列も

長沢幹城
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 【佐賀】西九州新幹線(武雄温泉―長崎)が開業する23日、江北町の肥前山口駅は江北駅に名前が変わる。22日は地元の人や鉄道ファンが駅を訪れ、慣れ親しんだ駅名の名残を惜しんだ。

 肥前山口駅の名前は1913年、山口駅から変わった。江北町が町の知名度の向上を図ろうと、西九州新幹線の開業に合わせた駅名の変更をJR九州に申し入れていた。

 切符売り場近くにはメッセージボードが設けられ、「今までありがとう」「これからもよろしく」といった1千枚超のカードが貼られ、この日も立ち寄った人が見入っていた。肥前山口の駅名が印字された入場券などを買い求めようと、「みどりの窓口」に行列ができた。

 10代の孫と訪れた70代の女性は「地元の人は山口駅と呼び、親しまれていたので寂しいです。『肥前』って好きな響きだったので『肥前江北』にしてくれればよかった」と話した。(長沢幹城)