「金融緩和、継続が適当」 日銀総裁、急速な円安でも意義を繰り返す

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細見るい、徳島慎也
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 政府が22日夕に円安を阻止する為替介入に踏み切った一方で、それに先立ち開かれた日本銀行金融政策決定会合では、円安の一因になっている大規模な金融緩和の継続が決まった。会合後の記者会見で、黒田東彦(はるひこ)総裁が繰り返し語ったのは、緩和を続けることの意義だ。

 黒田氏は経済の現状について「いわゆる好循環、賃金が上がり、物価も安定的に上がっていくという形にはなっていない」との認識を示した。依然としてコロナ禍からの回復途上で、ロシアのウクライナ侵攻による資源高が景気の下押し圧力になっているともした。その上で「現在は経済を支えて、物価安定の目標を実現することが必要で、金融緩和を継続することが適当だ。当面、金利を引き上げることはない」と述べた。

 また、黒田氏は金融政策の先行きを示す指針(フォワードガイダンス)についても言及し、「当面、変更が必要と考えていない」と強調した。市場の一部には、日銀が円安に歯止めをかけるため、緩和修正への布石となる変更をするのではとの見方もあったが、完全に否定した形だ。

 日銀が目標とする持続的な2…

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