「勝手にGPS」で罰則新設へ 恋愛絡まぬ「つきまとい」対策を強化

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野口駿、森下友貴 有元愛美子、仁村秀一
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 恋愛感情を伴わない「つきまとい行為」の取り締まりを強化するため、埼玉県警は県迷惑行為防止条例の改正案をまとめ、22日に開会した県議会9月定例会に提案した。相手の持ち物にGPS機器を付けたり、承諾なしに位置情報を取得したりする行為に新たに罰則を設けるのが柱で2023年中の施行をめざす。

 つきまとい行為は、恋愛感情を伴うものはストーカー規制法で、それ以外は都道府県の迷惑行為防止条例で規制される。GPSを使う行為については、昨年8月、改正ストーカー規制法で対策が強化された。恋愛感情を伴わない同様の行為の対策強化が、今回の改正案の狙い。近隣では東京都が既に条例を改正し、今年10月に施行される予定だ。

 改正案の要点は3点。

 1点目は、承諾なしに相手の持ち物にGPS機器を付ける行為を規制するというもの。想定するのは、車の底に装着▽カバンに仕込む▽機器を仕込んだプレゼントを渡す――など。

 2点目は、承諾なく相手が所有するGPS機器の位置情報を取得する行為を禁じるというもの。例えば、相手の所持品に取り付けた機器の位置情報を取得▽相手のスマートフォンにアプリを入れて遠隔操作で情報を受信――などの行為だ。

 罰則は、いずれも1年以下の懲役または100万円以下の罰金としている。

 3点目は、つきまとい行為や押しかけ行為の「場所」の拡大。現行制度では住居や勤務先、学校といった相手が「通常所在する場所」が対象だが、「現に所在する場所」を加える。スポーツの試合で家族を応援するグラウンド▽客として使う店舗▽旅行先のホテル――などが対象になる。(野口駿、森下友貴)

つきまといなどの被害に遭った際の対応

・人間関係のトラブルがあれば…

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