空也上人没後1050年 貴重な木像まつる直方で10月2日に講演会

神谷裕司
[PR]

 平安時代に「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えて各地を行脚した高僧、空也上人(くうやしょうにん)(903~972)の没後1050年を記念して、上人の木像が伝わる福岡県直方市植木で10月2日、講演会が開かれる。

 空也上人像は植木の聖人堂にまつられている。県の有形民俗文化財に指定されており、地元住民が大切に管理している。

 市教育委員会によると、行脚姿の木像で、高さ48センチ。一部破損し、錫杖(しゃくじょう)などが紛失しているが、像を納める「厨子(ずし)」は完全に残っており、室町時代以前の作とされている。

 講演会は2日午後2~4時、植木の蓮照寺(れんしょうじ)で。九州歴史資料館(小郡市)の学芸員、國生(こくしょう)知子さんが「植木の木造空也上人像」と題して話す。予約不要で、当日先着順70人。参加費は無料だが、資料代300円が必要。

 実行委員会の棟形(むねかた)和義代表(73)は「地元・植木の眠れるお宝に光を当て、この土地に空也上人像がまつられている背景を考えたい」と話している。問い合わせは棟形さん(090・8666・3600)へ。(神谷裕司)