森喜朗氏、菅義偉氏だけではない 全国各地に政治家銅像、その運命は

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森下香枝
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 森喜朗元首相、菅義偉前首相の胸像建立が議論を呼んでいるが、全国各地に多数の政治家の銅像がある。なぜこんなにたくさんの銅像ができるのか。銅像の寿命は? 産地は? 「銅像歴史散歩」(ちくま新書)の著作があるジャーナリストの墨(すみ)威宏(たけひろ)さんに聞いた。

 墨さんによると、日本で生前の業績を顕彰するために銅像を建設する文化が定着したのは明治時代。銅像ブームが起こり、「東京銅像唱歌」という歌までできた。昭和初期は二宮金次郎像が全国各地に建立され、第2次のブームとなったが、戦時中に物資不足となり、ほとんどの銅像が軍事用に金属資源として回収され、姿を消したという。

 「戦後、故郷から首相を出したことを誇りに思い、周囲の人が銅像として残そうとしたり、観光地に武将やアニメのキャラなどの像などが建立されたりするようになり、またブームとなっている」と指摘する。

生前建立も実は多い

銅像ブームで全国各地に元首相ら政治家たちの姿が……。寿命は100年以上と長く、再開発や代替わりで銅像撤去などの問題も浮上しています。記事の後半で詳しくレポートします。

 特に首相は、初代内閣総理大…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年9月23日22時38分 投稿
    【視点】

    国会議事堂見学をしたことがある方はご存じかもしれませんが、国会議事堂の中央広間には、3人の銅像があります。板垣退助と大隈重信、そして伊藤博文です。台座は4つあるのですが、1つは空席になっています。 参議院のウェブサイトによると、この台