はやぶさ2採取の砂から炭酸水発見 小惑星リュウグウの成り立ち示す

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玉木祥子
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 探査機はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの砂の分析で、リュウグウのもととなる「母天体」が太陽光が届かないほど離れた場所で形成され、水と岩石などが反応してさまざまな鉱物が生まれたと、東北大などの研究チームが発表した。太陽系や地球の成り立ちの解明にもつながるという。

 論文が23日に米科学誌サイエンスhttps://www.science.org/doi/10.1126/science.abn8671別ウインドウで開きます)に掲載された。

 研究チームは、砂を電子顕微鏡や大型放射光施設「SPring―8」で分析した。すると、砂の中にある硫化鉄の結晶の中に、微量の炭酸水が閉じ込められていたことが判明した。

 太陽光が届かないほど遠い場所で、零下約200度以下の環境でつくられたと考えられるという。その後、氷が溶けて岩石や有機物と反応し、多くの鉱物ができたとみられる。

 宇宙には、物質が「氷」として存在する「スノーライン」と呼ばれる境界線があり、水の境界線よりも二酸化炭素の境界線のほうが太陽系の外側にある。炭酸水が見つかったことで、二酸化炭素の境界線よりも外側で母天体が形成されたと推測できるという。

 また、砂の硬さなども調べたところ、包丁で切れるほど軟らかかったという。

 研究チームは、砂の硬さや密…

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