東京五輪が残した会場の「赤字」 日本はスポーツビジネス途上国?

有料記事

稲垣康介 聞き手・加藤秀彬 聞き手・藤野隆晃
[PR]

 東京五輪・パラリンピックの「レガシー(遺産)」をハードとソフトに分けて考えてみます。競技会場は有効に活用されているのか。バリアフリーの意識は浸透したのか。スポーツ界で社会に貢献できる人材は育ったのか。祭典から1年がたち、改めて課題が浮かびます。

東京都の担当部署 「赤字とは考えていない」

 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで東京都は六つの競技会場を恒久施設として造り、再開業が始まっている。収支がマイナスの場合、埋め合わせには都民の税金が投入される。担当する東京都生活文化スポーツ局スポーツ施設部開設準備担当部長の柏原弘幸さんに聞いた。

 有明アリーナをのぞく5施設は維持管理費で年間11億円程度の「赤字」が見込まれている。

 「単純に赤字という見方をさ…

この記事は有料記事です。残り3264文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

  • commentatorHeader
    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2022年9月25日10時18分 投稿
    【視点】

     東京五輪・パラリンピックは終わっていない。改めてそう思います。  この記事はフォーラム面の3回シリーズの一つで、事前にみなさまから「東京五輪・パラリンピックは何を残したのか」というテーマでアンケートをとりました。  その中で、「大会開