林芳正外相、北朝鮮核実験なら「力強く毅然と対応」 米韓外相と確認

野平悠一
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 国連総会に出席するため、米ニューヨークを訪問中の林芳正外相は22日午後(日本時間23日午前)、米国のブリンケン国務長官、韓国の朴振(パクチン)外相と会談した。核・ミサイル開発を活発化させている北朝鮮情勢について意見を交わし、核実験に踏み切った場合は「力強く毅然(きぜん)とした対応を行う」との方針を確認した。

 会談後に発表した共同声明では、今年に入ってからの北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射について「地域に深刻な脅威を及ぼした」と非難。北朝鮮が今月、核兵器の使用条件や指揮統制などを法制化したことについては「事態をエスカレートさせ、不安定化させる」として「深刻な懸念」を表明した。北朝鮮に対して非核化に向けた交渉の再開を求めたほか、拉致問題の即時解決の重要性を改めて確認した。

 共同声明では、中国が太平洋島嶼(とうしょ)国や東南アジアで影響力を拡大していることを念頭に、「経済的威圧を抑止」するとし、「各国が不当な圧力を受けることなく、自らの道を選択することができる国際秩序を堅持するために協働する」と強調した。

 林、ブリンケン、朴の3氏は22日、太平洋島嶼国との連携を強化するための枠組み「ブルーパシフィックにおけるパートナー」の外相会合にも出席。地域主義や透明性、説明責任といった共通原則のもとで、島嶼国の気候変動や開発などの取り組みに協力することを確認した。(野平悠一)