クレーンゲーム景品、少し豪華に 担当者「ドキドキ感のある程度に」

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鷲田智憲、吉田貴司、伊沢健司
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 多くの人が楽しんだことがあるクレーンゲームの景品が変わり始めた。景品の上限価格が800円から1千円に上がり、対応するものがこれから本格的に出てくる。企業側はゲーム市場の活性化を期待するが、上限を超える景品の問題などが以前から指摘されており、業界の対応が問われる。

 都内にある大型ゲームセンターでは入り口のすぐ近くにクレーンゲームが並んでいる。景品は多種多様で、精巧なフィギュアや50センチ以上もあるぬいぐるみ、キャンプ用のたき火台などがケースに入っている。

 一般的な料金は1回100~200円。横と縦にクレーンのアームを1回ずつ動かし、景品を落とし口に運ぶ。取れそうなものを見極めるなど攻略法もいろいろある。特徴的な取り方には「雪崩」「横滑り」「バウンドアプローチ」といった呼び名もついている。

 景品1個あたりの小売価格のルールは3月に改定され、「おおむね800円以下」から「おおむね1千円以下」となった。警察庁風営法の解釈変更の通達を出したもので、上限改定は1997年以来25年ぶりとなる。

 警察は射幸心をあおる恐れがあるなどとして、景品の上限価格を示している。ゲームセンターなどは風営法の営業許可が必要で、制限を守らないと摘発される可能性がある。

 業界団体である日本アミューズメント産業協会(JAIA)はこれまで、限度額の引き上げを要望していた。景品の製造コストが高まるなか、メーカー側から引き上げを求める声が出ていた。

 景品は基本的に市販されておらず、ゲームセンターを運営する会社がメーカー各社に発注している。足元では円安が進み、原材料費の高騰もあって、景品の確保は簡単ではない。

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