ベトナム人留学生を鎖で拘束 日本語学校元職員を監禁容疑で書類送検

鈴木優香
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 ベトナム人留学生を鎖や南京錠で拘束したとして、福岡県警南署は22日、日本語学校「西日本国際教育学院」(福岡市南区塩原4丁目)の元職員の男(54)を逮捕監禁容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見をつけたという。

 捜査関係者によると、元職員は、学院の職員だった昨年10月、職員室で20代のベトナム人留学生の男性のベルトを鎖や南京錠でつなぎ、数時間にわたって監禁した疑いがある。元職員は「暴れるのでつないだ」と話しているという。同年12月初旬、被害に遭った留学生から南署に被害届が出され、捜査していた。

 学院は、留学生を受け入れられる日本語教育機関として法務省の告示で定められていたが、この事件を受けて出入国在留管理庁が今月7日、一連の行為が悪質な人権侵害にあたるとして、告示を抹消。新たな留学生の受け入れを5年間認めない処分を出した。

 一方で、学院を運営する学校法人は9日、入管庁の処分は不当として、国を相手取り、処分の取り消しを求める訴訟を福岡地裁に起こした。(鈴木優香)