「Y2K」の肌見せムードが継続  2023年春夏NYコレクション

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ファッションジャーナリスト・市川暁子
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 2023年春夏ニューヨーク・コレクションが9月中旬に開催された。ニューヨーク州では、2年以上続いていた公共交通機関でのマスク着用義務が撤廃された直後で、マスク姿の観客はまばら。パーティーやイベントも多く企画され、コロナ禍以前に戻ったかのようなにぎわいだった。欧米諸国間では海外渡航のハードルが低くなる中、ヨーロッパからの来訪者も目立ち、マルニやフェンディなど、イタリアブランドの参加も特徴的だった。

 デザインはジェンダーや人種などの垣根を越え、個々人の素肌の美しさを強調する開放感のあるスタイルが主流に。00年代初頭のスタイル「Y2K」のヘルシーな肌見せのムードも継続。デニム人気も復活し、カジュアルな気分でファッションを楽しもうという雰囲気にあふれている。

 日没と日の出をテーマにしたマルニは、カラフルな太陽をニットやプリントなど多様な素材と手法で表現した。緩く編み上げたニットや、アップリケなどの手芸的なディテール、子供の落書きのように遊び心あふれるハンドペインティングのタッチが、ぬくもりを感じさせる。一見、男女の別が分からないようなジェンダーレスのモデルを多く起用したことも、時代を象徴している。

 ピーター・ドゥは初めてメン…

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