「奇跡の巡り合わせ」 地域クラブ発掘の空き地が「カリーコート」に

野村周平
[PR]

 米プロバスケットボールNBAで歴代最多の3点シュート通算成功数を記録し、昨季の決勝で最優秀選手に輝いたステフィン・カリー(ウォリアーズ)の思いを体現した「カリーコート 天王洲アイル」が東京都品川区に24日、オープンする。

 23日には記念イベントが開かれ、3人制「UTSUNOMIYA BREX.EXE」の飯島康夫らが、小中学生にカリーの独特なステップを指導するなどした。

 カリーのイラストに囲まれた特別なコートは屋外常設型。日曜日は午前10時から午後6時まで原則、無料で開放される。

 日曜日以外でも、コートを運営する総合型地域スポーツクラブ「品川カルチャークラブ」のサイトから申し込めば誰でも有料で利用することができる。

 コート誕生のきっかけは、品川カルチャークラブの吉田祐介代表が散歩している時に、天王洲に空き地を見つけたことから始まった。

 吉田代表が自治体や所有する大手不動産会社に問い合わせると、将来はマンションを建設する予定だが、数年間は空き地であることを確認したという。

 「遊休地の間だけでも、地域に開放してください」

 そう交渉すると、不動産会社からフットサルやバスケットのコートとして使うことを快諾されたという。

 施設を作るためにクラウドファンディングで資金援助の協力を呼びかけた。

 すると、スポーツメーカー「アンダーアーマー」の日本総代理店であるドーム社から連絡があった。

 アンダーアーマーはカリーとスポンサー契約を結んでいることから、トントン拍子でカリーコートの計画が進んだ。

 吉田代表は「我々のような地域の小さなクラブがアンダーアーマーさんと連携し、カリー選手につながった。奇跡のような巡り合わせだ」と話す。

 ドーム社の北島義典社長は「カリーは世界中の子どもたちにバスケットをやってほしいと思っている。彼の思いを体現したかった。ここで遊んだ子どもたちから、将来BリーグやNBAでプレーする人が生まれれば」と語った。

 同社は今後、国内の他の場所にもコートを展開していく計画があるという。

 カリー擁するウォリアーズは今月末に来日。9月30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナで、八村塁が所属するウィザーズと対戦する。(野村周平)