「本当ですか」耳疑った代表入り 野球WBC、父の祖国から出場へ

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宮坂奈津
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 8月上旬、千葉県東金市。寮の自室で寝ていた城西国際大硬式野球部3年のサンドゥ・シャーン・タヒル選手(20)はスマホの着信音で起こされた。相手は佐藤孝治監督(60)だった。普段から直接電話がかかってくる。すぐに手に取った。

 「WBCのパキスタン代表に選ばれたみたいだけど」

 耳を疑った。パキスタンは父タヒルハミードさんの祖国だ。小さいころ、野球を始める前に1、2回行ったきりで、ほとんど記憶にない。思わず聞き返した。

 「本当ですか」

 「うそつかねぇよ」

 監督の返事に、驚きが増した。わけがわからず、地元の香川県さぬき市に住む両親に電話で報告した。父もびっくりしていたが、喜んでくれた。

 今月末から中米パナマで「2023ワールド・ベースボール・クラシック」の予選ラウンドが始まる。県大学野球連盟によると、県内の大学から日本以外の代表としてWBCに出場するのは初めてだ。

 なぜ、自分なんだろう。一体誰が推薦してくれたのか――。

 佐藤監督が教えてくれた名前…

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