生きる知恵に満ちたお経を「喜怒哀楽」で 釈徹宗さんが新刊

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岡田匠
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 この春から相愛大学の学長を務める宗教学者の釈徹宗(てっしゅう)さんが『喜怒哀楽のお経を読む』(朝日新聞出版)を出版した。架空のフリーライターが仏教学者や芸能学者らと質疑応答を繰り返し、より深い内容に迫っていくという対話形式で進む。お経に記された仏教の知恵が、現代人の抱える悩みや不安に答えてくれる。

 釈さんによると、お経には人類の叡知(えいち)が詰め込まれ、壮大な物語を紡いでいる。お経を読み解く書物はいくつも出ているが、喜怒哀楽からアプローチした本はほとんどないという。

 「仏教がめざすところは快にも不快にも支配されない境地だ。心にとらわれて動くと業が生じるため、お経は喜怒哀楽から離れている。ところが、読み解くと、お経には喜怒哀楽が描かれている。お経の面白さを伝えたかった」と話す。

 本は「恐れ」「怒り」「笑い…

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