京都出身の佐々木蔵之介さんに聞く 文化財を伝える意義

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聞き手・岡田匠
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 京都で120年続く造り酒屋で生まれ育った俳優の佐々木蔵之介さん(54)は年々、ふるさとへの思いが強まっている。お寺や神社に出かけ、京都の魅力に改めて気づくという。ふだんは見られないお宝をご開帳し、その拝観料を文化財の保存にあてる「京都非公開文化財特別公開」(10月8日~12月4日)を前に、文化や伝統を次の世代に伝えることの大切さを聞いた。

 京都の出身ですが、京都でない人のほうが京都に詳しかったりしますよね。子どものころは当たり前のように住んでいましたが、神戸の大学に進み、大阪で勤め、東京に住むようになって、京都のありがたみ、日本の中の京都、世界の中の京都を感じられるようになりました。

 京都の出身だから、もっと、ふるさとのことを知ろうという意識に変わってきたんですね。何かあるたび、その折々に出かけ、調べるようになりました。特別公開は「よし、行ってみよう」というきっかけになります。ふだんは見られないものが拝めるわけですから、いい機会です。

 ささき・くらのすけ 1968年、京都市生まれ。神戸大学卒。広告会社勤務を経て劇団活動に専念。NHK朝の連続テレビ小説オードリー」、TBS系ドラマ「ハンチョウ」シリーズ、映画超高速参勤交代」「噓(うそ)八百」などに出演。今年9月、京都観光大使に任命された。主演ドラマ「ミヤコが京都にやって来た!~ふたりの夏~」が9月30日、10月1、2日の深夜に朝日放送テレビで放送される。TVer・GYAO!で見逃し配信もある。来年1月に映画「噓八百 なにわ夢の陣」、2月17日に映画「シャイロックの子供たち」が公開予定。

役者名「蔵之介」の由来 京都に関わる思い

 中でも松尾大社は印象に残っています。お酒の神様なので、子どものころからお参りに行っていました。お正月に家族で初詣に行って、実家の酒蔵でつくるお酒を奉納しました。

 役者名の「蔵之介」は酒蔵か…

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