日中50周年行事が本格化 習氏のお見舞いで始動 祝賀ムードは遠く

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北京=林望
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 今月29日に日中国交正常化から50周年を迎えるのを前に24日、北京市内で現地の日系経済団体などによる記念イベントが始まった。中国側の行事も始まっているが、険しい国際情勢もあって祝賀ムードは限定的となっている。節目に日中の指導者がどのようなメッセージを発するかが焦点だ。

 24日、北京市中心部のショッピングモールで始まった記念イベントは、日本料理と中華料理を組み合わせた創作メニューの紹介、オンラインを通した双方のミュージシャンのコラボレーションなどのほか、日本の食品、自動車メーカーなどがブースを出した。

 現地の日本企業を中心とする実行委員会と、中国公共外交協会が主催した。

 関係者によると、中国当局からイベントの開催許可が出たのは、今月に入ってから。中国の「ゼロコロナ」政策の影響もあるが、ペロシ米下院議長の訪台などで深まる米中対立の下、日中の政治状況が緊張含みで推移していることが影響したとの見方は強い。

 それでも8月下旬、新型コロナに感染した岸田文雄首相に習近平(シーチンピン)国家主席が見舞いの電報を送ったことで、「日中関係を落ち着かせ、コントロールしようとする中国指導部のシグナル」(日中外交筋)との受け止めが広がった。

 以降、中国公共外交協会、中…

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