今季最多5261人が声援 奈良クラブ 試合は敗戦、昇格へ試練

篠原大輔
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 サッカーJFLの奈良クラブは24日、奈良市のロートフィールド奈良に今季最多となる5261人の観衆を集めてヴェルスパ大分と戦い、1―3で敗れた。暫定3位にいた奈良クラブの敗戦は5月29日以来。

 悲願のJ3昇格にはホームゲームの1試合平均入場者が2千人超であることが条件。この試合の前で、残りのホーム5試合で約2万人の集客が必要だった。この日に向けては近鉄主要駅でチラシを配ったクラブの努力や選手らのSNS発信に加え、関西でJリーグの試合がなかったことなどから、5千人超が集まった。

 集客面ではうまくいったが、肝心のサッカーはそうはいかなかった。チャンスをものにできないうちに前半終了間際に失点。後半も同じように左サイドを崩され、さらに2点を奪われた。奈良クラブはここで3人を交代。左からの攻撃が機能するようになり、33分にFW浅川隼人選手がゴール。その後も再三チャンスをつくったが、ゴールネットを揺らせなかった。

 フリアン・マリン・バサロ監督は「多くのお客さんに入っていただけて、とても印象的だった。3敗目を喫してしまいましたが、苦しい中でもしっかり戦う姿は見てもらえたと思う」と語った。

 途中出場で奮闘したDF都並優太選手は、22日のチラシ配りに参加した。「5千人も入ってもらってうれしかった。負けましたけど、これも昇格に向けての試練です。さらに一丸となって強いチームになります」と言いきった。(篠原大輔)