「動員は部分的」本当に?疑うロシア国民、続々脱出 EUは保護議論

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 ウクライナ侵攻の兵員補充のためプーチン大統領が命じた予備役兵の動員を逃れようとする人々が、ロシアから出国を急ぐ動きが止まらない。制裁で行き先が限られた国際便のチケットは早々と売り切れ、陸路での脱出を強いられる人も多い。欧州連合(EU)内でも政治的迫害を受ける難民に準じて保護すべきだとの声が出るが、議論は難航しそうだ。

 予備役兵の招集は、プーチン氏がテレビのビデオ演説で「部分的な動員」を発表した21日から始まった。招集状を発行された人々が軍の徴兵事務所などに集められ、家族と別れを惜しみながら次々バスで運ばれていく様子が連日SNSで拡散している。

 招集状を渡されれば、国外に逃れることができなくなる。ロシアの旅券保持者がビザなしでいけるアルメニアやトルコなどへの航空券は初日から10日ほど先まで売り切れ、価格も急上昇した。

 EU域内へは、ウクライナ侵攻を理由に航空機乗り入れが禁止され、直行便はなくなっている。モスクワ時間24日夜の時点では、エコノミークラスはアルメニアへの便が9月末まで、トルコへは10月上旬まで満席で、モスクワからアルメニアの首都エレバンへの価格は通常の4~5倍だ。

 出国を急ぐ人は陸路で国境に殺到した。

 ロシア南部のジョージア(グ…

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