鈴木保奈美、同世代のスーパーモデル励みに「根性で生きてます」

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聞き手=編集委員・後藤洋平
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 2023年春夏のパリ・ファッションウィーク(PFW=パリ・コレクション)が26日に開幕し、朝日新聞のPFW公認の特設サイトで動画などを速報配信する。コロナ禍が世界的に落ちつきを見せ、リアルなショーが増えてきた。22年春夏コレクションから「日本におけるPFW公式アンバサダー」を務める俳優の鈴木保奈美さんは、数々のドラマなどに出演して忙しい日々を送るが、自身を支えているのは「根性」だと明かす。同世代のスーパーモデルたちの活躍や再登場に勇気づけられ、「年を重ねたら『今の70代のおばさんたち、格好いいよね!』と言われるようになっていたらいいな」と語った。

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 外出の制限が、以前よりは少し良い方向に向かってきているようですね。とはいえ私はNHKの朝ドラ「ちむどんどん」と「家庭教師のトラコ」(日テレ系)が重なりまして……。今年は服を楽しむというよりも機能性重視の夏でした。

 我々の職業はとにかく声をかけて頂く、オファーを「頂く」ものなので、頂けるものはなるべくお受けしようと思っています。

 お仕事を引き受ける際には、監督さんやスタッフ、共演者の方々に対して「この人の仕事ぶりを見てみたい」という自分の興味を大事にしています。あとは、やったことがないもの。未知のことにおじけづいても仕方がないので、そこはひるまずに進んでいきたい。守りに入ったら、つまんないじゃないですか。

 今年は忙しかったとはいえ、そういうタイミングなのかなと思うんです。今のように続けて声をかけて頂ける時期もあるでしょうけど、あと数年したらそうじゃない時期も絶対に来る。だから、できるときは体力をつけてできる限りやっていきたいと思っていますね。

 最近は、インプットとアウトプットの両方をかなえられるお仕事を頂けているのが幸せです。演じることについて、現場で自分からアイデアを出したり、試してみたり。もちろん却下されて引っ込めることも多々あるんですけど。それから共演者の取り組み方を見たり聞いたりして、色んな人の仕事を見ることで、得るものがあると実感しています。

 相手の年齢は関係がなくて、たとえば(トラコで共演した)橋本愛ちゃんに「このシーンについては、どんなプランを立てているの?」なんて、教えてもらったりして。あんまり私に聞いてくれる人はいないんですけど。

 ファッションショーを見て刺激を受けることもあります。ただ、ハイブランドが起用するモデルがあまりに若く見えると、気になってしまいます。どうして多くのハイブランドは、若い人たちばかりをモデルに起用しているんでしょうね。私が最近気になったのは、ヨウジヤマモトのメンズコレクション。松重豊さん、伊原剛志さん、遠藤憲一さん、といった俳優陣がモデルとしてランウェーを歩いていらっしゃって、本当に格好よかった。年を重ねた素晴らしさがにじみ出ていて、実際に年を取らないとまね出来ない価値を感じました。

記事の後半で鈴木保奈美さんは、ヨウジヤマモトのメンズのショーを引き合いに「なぜ女性にはこういう機会がないのだろう?」という疑問や、年齢を重ねた世代の女性が層として「格好いい」と言われるようになってほしいとの思い、そして20代の頃から憧れてきたヘレナ・クリステンセンらスーパーモデルたちの現在の活躍やリンダ・エバンジェリスタの告白に励まさされていることを打ち明けます。

 一方で、「なぜ女性にはこう…

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