ryuchellさんも語った沖縄の基地問題 若者らシンポに登壇

国吉美香
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 若い世代を中心に米軍基地と沖縄を考えるシンポジウムが25日、那覇市で開かれた。10~30代を対象に、沖縄の日本復帰50年を記念して沖縄県が主催。県出身でタレントのryuchell(りゅうちぇる)さんや、玉城デニー知事らが意見を交わした。

 生まれた時から米軍基地がある20~30代が主なパネリストとして登壇し、基地が沖縄に集中している理由や日米地位協定平和教育の課題について議論した。

 米軍普天間飛行場がある宜野湾市で生まれ育ったryuchellさんは、2004年に沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落したのを目撃。当時小学生で、「心底怖かった」と振り返った。

 一方で、基地で働く親がいる友人や、米国人との交流で多様な考えを持った友人がいることにも触れ、「色んな角度で見ていかないといけない。良い部分、悪い部分も共有して、賛成、反対じゃなくて意見を持つことが大事」と語った。

 来場者からは、なぜ地位協定が改定されないのか、普天間飛行場が返還されたらどうなるのか、米軍とどうすれば共存していけるのかなどの質問が寄せられた。平和学習講師の仲本和(わたる)さんや、まちづくりファシリテーターの石垣綾音さん、琉球大学の山本章子准教授らが意見を語った。

 玉城知事は「これからの時代を誰がつくっていくのか、主体は誰かということを常に考えてほしい。20代、10代が本当に笑顔で生きていけるにはどうしたらいいのかということを、しっかりみなさんと共有していきたい」と語った。(国吉美香)