「苦境のエリート」と「遅咲きの側近」 若手指導部候補の異なる歩み

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北京=高田正幸
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 10月16日に開幕する中国共産党大会では、最高指導部の党政治局常務委員の顔ぶれが変わる。注目候補の一角が、59歳の胡春華(フーチュンホワ)副首相と今月60歳を迎える丁薛祥(ティンシュエシアン)・党中央弁公庁主任だ。エリートコースを歩んだ胡氏と、習近平(シーチンピン)国家主席に見いだされて台頭した丁氏。25人いる政治局員の最若手で、5年後も現役世代の2人の人事は、習氏が望む指導者像も占う。

 早くから「次世代のホープ」と嘱望されてきた胡氏には、その人柄を示すとされるエピソードがある。

 広東省トップの書記として臨んだ2013年の省人民代表大会(省の議会に相当)で、司会が「胡書記が重要演説を行う」と声をあげた時のことだ。

 胡氏は直ちに「重要演説では…

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