「極右」が首相に? イタリアのメローニ氏、いったい何者なのか

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ローマ=宋光祐
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 イタリア上下院の総選挙で右翼政党「イタリアの同胞(FDI)」が第1党となり、ジョルジャ・メローニ党首(45)が右派連合による次期政権の首相に就任する公算が大きくなった。ウクライナ侵攻後のエネルギー危機に苦しむ市民の不満の受け皿になり、イタリア初の女性首相としての期待を背負う。一方で、「極右」の政治家として警戒する声も根強い。いったい何者なのか。

 イタリアメディアなどによると、メローニ氏はローマ郊外の労働者階級の地区で育った。父親は小さい頃に家族を置いて家を出ていき、母親と姉、祖父母の5人で暮らしていた。週刊誌のインタビューでは、「父親なしで育ち、いつも何かが足りないような気がしていた」と答えている。

 現在は事実婚によるジャーナリストのパートナーとの間に娘がおり、「もし首相になっても娘に関することは何もあきらめない」と語っている。

 15歳の時、ムソリーニの精神を受け継ぐネオファシスト政党「イタリア社会運動(MSI)」の青年組織に加入して政治の道に入った。MSIが1995年に解党されると、その流れをくむ右翼政党「国民同盟」に加わり、学生組織で責任者を務めた。

 19歳だった当時、フランスのテレビ局の取材に応じており、「ムソリーニはよい政治家だったと思う。彼がしたことはすべてイタリアのためだった」と語った。

 2006年に29歳で下院議…

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