【そもそも解説】イタリアでいったい何が? 首相に右翼党首の公算大

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ローマ=宋光祐
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 イタリアで25日に実施された上下院の総選挙は同日深夜に投票が締め切られました。出口調査に基づく現地メディアの速報によると、ファシズムの流れをくむ右翼政党「イタリアの同胞(FDI)」が第1党となり、右派連合が勝利し、連立政権を樹立する見通しです。ジョルジャ・メローニ党首(45)が首相に就任すれば、主要7カ国(G7)の一角で「極右」とも呼ばれる政党が政権を握ることになるという懸念が広がっています。イタリアでいったい、何が起きているのでしょうか。

 イタリアのANSA通信などによると、出口調査に基づくFDIの得票率は両院で22~26%、選挙後の連立相手となる別の右翼政党「同盟」は8.5~12.5%、ベルルスコーニ元首相率いる中道右派の「フォルツァ・イタリア」は6~8%で、右派による連立政権は下院(定数400)で227~257議席、上院(同200)で111~131と予想され、いずれも過半数を占める勢いです。

 そもそもイタリアの両院の議員の任期は5年で、次の総選挙は来春に予定されていました。しかし、ドラギ前首相が辞表を提出したため、大統領が7月21日に議会を解散。バカンス明けで予算編成に忙しい9月に異例の総選挙を実施することが決まりました。

 ドラギ前首相は欧州中央銀行(ECB)の前総裁で昨年2月、新型コロナ対策と経済復興の両立が急務になるなか、左右両派の連立による挙国一致内閣のトップとして首相に就きました。

 ところが、ロシアによるウク…

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