自民山梨県連が放火未遂被害 国葬と関連不明、男性トイレに燃えた跡

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羽場正浩、佐藤靖 吉沢龍彦
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 自民党山梨県連が入る建物に26日早朝、何者かが火炎物を投げ込んだ。周辺には県警による規制線が張られ、現場は緊張感に包まれた。県連が安倍晋三元首相の国葬に合わせて27日に記帳台を設け、年明けの県知事選に向けた動きも活発化する中での事件。意図が見えない行為に驚きと憤りが広がった。

 自民党県連が入る建物はJR甲府駅南口から南西約300メートルのところにあり、周辺には企業の事務所や住宅が立ち並んでいる。県警は事件を受けて規制線を張り、鑑識課員らが犯行につながる物証の有無などを捜査。警察官が出入りする様子を近くの住民らが見守っていた。

 「警察からは『ボヤがあった』と聞きました。びっくりしています」と話したのは、近くに住む80代の女性。捜査員からも何か気づいたことがないか聞かれたが、異常は感じなかったという。

 現時点では27日の安倍元首相の国葬と事件との関わりは分かっていない。女性は「(安倍政権は)いろいろと問題はあったけれど……」と言いつつ、今回の事件については「悪いことをする人もいますね」と批判した。

 規制線は午後に入って解かれ、建物の状況を把握できるところまで報道陣が近づくことができた。火炎物が投げ込まれたとされる男性トイレの窓は1階北側。炎によるものなのか、窓枠の周辺の一部が黒く焦げているように見えた。

 捜査1課によると、現場の男性トイレの個室には固形物のようなものは残っていないため、火炎瓶とはみられないとしている。今後は非現住建造物等放火の未遂容疑で捜査し、防犯カメラ映像の回収などを進める。また、国葬のある27日は建物周辺を警備する警察官を派遣するという。(羽場正浩、佐藤靖)

男性トイレに何かが燃えた跡が…

 「現時点では動機や背景が分…

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