為替介入「必要な対応だった」 黒田総裁の会見での主なやり取り

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吉田貴司
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 日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は26日に大阪市内で記者会見した。会見は、政府と日銀が22日夕、急速な円安を阻止するために、約24年ぶりに実施したドル売り円買いの為替介入後、初めて。為替介入について「過度な変動に対する必要な対応として実施され、適切だ」と評価した。主な一問一答は以下の通り。

      ◇

――先週、円買い介入に踏み切った。円相場はその後一時140円となったが、その後は円安圧力が強い。政府の介入についてどのような評価をするか。

 「最近の円安の進行は、急速かつ一方的。企業の事業計画策定を困難にするなど、先行きの不確実性を高め、我が国経済にとってマイナスであり望ましくない、ということは申し上げてきた通り。今回の為替介入は財務大臣の判断により、過度な変動に対する必要な対応として実施されたと理解しており、適切なものだ」

――為替介入は急速に進んでいる円安を円高方向に進める目的。金融緩和は政策の方向性が異なっている、矛盾しているという指摘がマーケットでも聞かれるが。

 「そういう風には全く考えていない。金融政策と為替政策は目的やその効果が違うが、組み合わせは可能だ。急速かつ一方的な為替の変動というのは、国にとって望ましくないというのは事実。一方、日本銀行の金融政策は、あくまでも物価の安定。企業収益が改善し、賃金が上昇する中でゆるやかに物価が上昇していく、そういった形で2%の物価安定目標が持続的・安定的に達成されるということを目的に金融政策を行っている」

――(22日の)総裁会見で急…

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