日本領事を国外退去に、ロシア「金銭で情報入手」 取り調べ映像公開

ウクライナ情勢

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 ロシア外務省は26日、在ウラジオストク日本総領事館の領事が「領事の職務と相いれない行為をし、ロシアの安全保障に関わる利益を損なった」として、48時間以内の国外退去を命じたことを明らかにした。在モスクワ日本大使館の公使参事官を呼び出し、厳重に抗議したとしている。

 タス通信によると、ロシア連邦保安局(FSB)は同日、この領事の拘束を発表。「ロシアとアジア太平洋地域のある国との協力関係や、極東の経済状況に対する欧米の制裁の影響をめぐって公開が制限された情報を金銭報酬を与えることによって入手した」とした。FSBは、領事の取り調べの映像も公開した。

 ロシアのウクライナ侵攻後、日本はロシアに対する経済制裁を導入し、プーチン大統領の資産凍結も発表。これに対し、ロシアは日本を欧米とともに「非友好国」に指定した。5月に岸田文雄首相ら63人を無期限の入国禁止とし、7月には日本の衆議院議員384人の入国を禁止した。

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    西村大輔
    (朝日新聞GLOBE編集長)
    2022年9月27日9時59分 投稿
    【視点】

    ロシア連邦保安庁(FSB)は、私が10年前にウラジオストクで最初に数カ月ほど暮らしたアパートのすぐ隣にありました。朝、寝室の窓のカーテンを開けるとFSBの建物が目の前に立っていて、毎朝、緊張して起床した記憶があります。 太平洋艦隊司令

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2022年9月27日8時45分 投稿
    【解説】

     連邦保安庁(FSB)は文書受け渡しの現場と取り調べで違法行為を領事が認めている部分の動画を公表しています。  元情報を担当した外交官の視点からすると、領事(総領事の次のポストである次席領事)の対応には2つの点で問題があります。  まず